「E5 eyevan」から2026SSの「M21」。
オフィシャル解説文の後、当店の補足となっております。

「M21」。

フロントは一体成型のシートメタルに1.4mm厚のチタンヨロイをロウ付けし強度要件を満たす設計に。
アウトセット型のBSチタンテンプルは快適なフィット感とフォルムが崩れにくいという強度を確保した。

CPとシリコンで成形したグリップ性のあるモダンのエンドにはスウェーデン語で重い石という意味である非常に大きな比重があるタングステン製のエンドチップを組み合わせ、前方部及び鼻染部に掛かる重量を軽減させた。
快適な装用感と軽量性、そして適切な耐久性を兼ね備えた理想的な製品。

以下当店補足です。
今回はフロント部分に重点を置いた補足にさせて頂いております。

フロントの一体成型と言いますのはチタンの一枚板からくり抜いて作ってあるという事です。
裏側からご覧頂くと繋ぎ目が無いのが見て頂けると思います。

眼鏡は通常パーツごとに溶接して作ります。

通常はブリッジだって溶接してつなぎ合わせて作る訳です。
必然的に溶接部分が弱くなります。
故障原因の一つの理由として、ブリッジの溶接部分が剥離するというものが御座います。
こちらの「M21」は一繋ぎのチタン板から削り出して作ってますのでそれが無い訳です。
しかも溶接個所が少ないのでその分軽くなります。※理由は割愛します。

さらに厚みのあるチタンで丁番部分を保護する様に覆い故障しにくい設計になっています。

加えて「E5eyevan」特有の軽量で非常に快適な掛け心地。
その掛け心地を生みだすBSチタン。
人工骨や関節にも使われるアレルギーの起こりにくい高強度・高弾性の金属ですね。
コストもエグイです。

タングステンのバランサーやモダンについての解説は過去の投稿をご覧頂ければと思います。
匿名性・秘匿性の高いデザインながら「E5eyevan」の真価を発揮しているフレームだと思っています。

良かったら是非。