オフィシャル解説文（あとに補足つけてます）

フロントリムは2.5mm厚の奥行きがあり適正な強度と度付きレンズの厚みを考慮した設計に。
リム側面にはヘアラインのような極細のストライプを配し、傷が目立たない形状になっている。
丁番周りの強度を高めるために、駒の外周を囲むような形状を相口部に有したBSチタン製のテンプルは、本コレクションからの新しいパーツ。
CPとシリコンで成形したグリップ性のあるモダンのエンドにはスウェーデン語で重い石という意味である非常に大きな比重があるタングステン製のエンドチップを組み合わせ、前方部及び鼻梁部に掛かる重量を軽減させた。
掛け心地が良く、軽くて壊れにくいという理想的なプロダクトを追求した。

以下補足です。

BSチタン（バイオソフトチタン）とは、生体用に開発された新チタン合金です。
「高強度かつ高弾性」の相反する特性を併せ持ち、優れた切削加工性を有しています。

レンズを装着した場合フロントに荷重が掛かり過ぎるため色々と弊害が出ます。
ずれやすくなったり、鼻に跡が付きやすくなったり、最悪の場合だと赤くなって痛くなります。
それを出来るだけ解消するには、それを出来るだけ解消するには、ケツの方を重くする、ホールドする力を上げる。

耳にかかる部分はｃｐ素材を芯材にシリコンチューブを巻き付けています。これによりグリップが上がる訳です。
テンプルカットも可能です。
そして先の金属、これ飾りじゃないんですよね。レアメタルです。タングステン。
これからどんどんレアメタルの価格が上がっていくので恐ろしいです、眼鏡なんてレアメタルの塊ですから。

L字型の特殊な丁番、この丁番で眼鏡作製者が傾斜や開きとか色々調整できます。

丁番のネジ部分は、上から筒状のパーツを通して下からネジを入れる。
このパーツを仕込むことでネジの脱落を防ぐわけです。

なぜここのネジが緩んで抜けるかと言いますと、テンプルの振動がネジに直接伝わるから。
それを防ぎます。
さらにネジのギザギザ（ピッチと言います）が通常の二倍。これでさらに抜けにくく緩みにくい。

眼鏡は構造上、智の部分、特にネジにテンションがかかって抜けやすくなる。
それを防ぐこの仕様はまさにって感じです。

鼻パッドはニュクレル素材でグリップ力を上げズレ防止に一役買ってます。

これだけ装用感の向上に余念がない。
隙の無い一本だと感じます。

良かったら是非。