１９３０年代、オリバーゴールドスミスの鼈甲モデルに似たモデルが御座います。

新規お取り扱いブランド「SNEAK PEEK」の御紹介です。
今日で全型ご紹介終了となります。

文章の一部、加筆、修正を加えております。基本は昨日と同じですが調整の項目が追加されております。

SNEAK PEEK(和訳　先行上映やプレビュー)
デザインから製作までを”すべて一人”でこなされています。

ブランドを立ち上げた御本人のお話をそのまま文章に起こしています。

ブランド名の通り先行上映やプレビューの時のまだ世に出る一歩前のわくわく感を味わえる様なブランドにしたくてスニークピークと名付けました。

音楽や映画をカルチャーに持ちクラッシックな形をベースに独自のアレンジを加えた唯一無二な形。
自身が職人なので造りの部分で統一感を出しています。

御本人談。

今回ご紹介するモデルはクセはあるものの個人的に一番好きなモデルです。
１９６０年代から１９７０年代に活躍したビートルズ。
言わずと知れたレジェンドの曲からインスパイアされたモデル「Taxman」。

当時のイギリスの税金の高さを皮肉った曲で、その税務官が掛けていそうなアイウェアをイメージしています。

ハイブリッジにティアドロップの様なレンズシェイプ。
ビートルズ、オリバーゴールドスミスの生まれたロンドンっぽさがメチャクチャに出ているモデルです。

多少のクセが有る方が飽きが来ずハマると抜け出せない大切な一本になってくれると考えています。

※これは重要な項目なんですが、今現在発表されている全モデル、全カラー、「フラットレンズ仕様」です。
フレーム上部から見て頂くとわかります。（写真参照）

フラットレンズ仕様になりますと凹凸が無くのっぺりとしたフェイスになりがち。
それを解消する為、レンズの周りを削り込んで立体感を出す。
浅めのテレビジョンカットを仕込んでます。

さらにフロントとテンプルはオフセット仕様になっています。
ヴィンテージのアイウェアで良く見られるやつです。

※注意事項としてテンプルのホールド感、挟み込む力の調整の為にフロント裏側をやすりで削っての調整が必要となる事も御座います。

武骨に見えますがかなり繊細、ヴィンテージに強いこだわりを持つデザイナーさんの意図がかなり反映されています。

化粧箱、ケース共にコダワリポイントが満載。

化粧箱、クロスにはミッドセンチュリーの壁紙をイメージした格子模様。
黒枠で囲ってコントラストを生み”しまり”を出しています。

更にクロスの縁には生地の素材や社名の元になった”ARTS AND CRAFTS運動”の首謀者ウィリアム・モリスの名言をアレンジした
「美しくない物は身に着けるな」という文字が入ってます。

ケースにもこだわりがあって蛇ガラっぽいテクスチャが使われてます。
昔は眼鏡はお医者さんで作られて渡されておりました。
ですのでケースには医者の氏名、病院の住所等が記載されてたんですよ。

デザイナーさんご本人がギター、ピアノ等の演奏、音楽や映画、ミッドセンチュリーのデザイナーズ家具、建築。
大好きなものが多く、御本人を眼鏡で表現するとこうなりました。

みたいなアイウェアです。

カラー名もギターに由来したこだわりがあって面白いんです。
深い紫と茶が混ざったようなの様なミッドナイトワイン、タバコサンバースト。
実はカラーセレクトが抜群に良い。

このモデルは掛け慣れてくると抜け出せなくなりますよ。
良かったら是非。