スティプリングによるデジタルカモ（UCPバージョン）が施された
TAYLOR WITH RESPECT(テイラーウィズリスペクト)のwalpole(ウォルポール)。

スティプリング（stippling）
レーザーにより素材の表面に模様を描く点描画のような表現技法。
印刷とは違い、直接素地に掘り込むため、劣化に強いのが特長。「業界初」となる試みです。

補足ですがレーザーのドット、一つ一つの穴の深さを変える事で濃淡を表現しています。
他業種で金属の表面処理に用いられる技法を、デザイナーの脇さんが新たな表現方法として用いています。

プラ生地とのコンビフレームとしてよく見る形のフレームですが…。
それを全部チタン素材で造ったフレームです。
その上でプラ生地では表現できない、
「チタンだからこそ可能」な表現方法を用いています。

普通は迷彩柄だと武骨になる。
しかしこの技法を用いると、別の模様に感じるほどシック。

武骨さがシックに変化したフレーム。

パーツを改良する際にひらめいたアイデアをベースとして生まれたモデルです。
一枚板のチタンを肉抜きして作ったリムに面取り加工を施して、柔らかみを持つデザインに仕上げてあります。
リム上部の面取りの滑らかさ、曲面のキレイさ、たまらないです。
レンズ下部の方のリム幅の細さ…細かいですけどこんな所から日本製の造りの良さを感じてしまいます。
そんなに難しい事じゃないのかもしれませんが、以外に職人さんの経験や手間がかかるんじゃないかと考えています。

ホントはもっと喋りたいんですけど長すぎて読んで頂くのも疲れますよね。
掛け心地、強度、顔への収まりの良さ以外にも、これだけ考えられているんですよ。

良い眼鏡です。
ヨロシクどうぞ。