フレームを所持している本人にしか分らない、所有欲を満たすEYEVANらしい良さがわかるフレームです。
智のメタルパーツに独自性を感じるサーモントです。

自分は「フロント裏側の金属パーツ」の使用にグッときます。
智のメタルパーツを裏側から固定する為のパーツです。
この様な構造の場合、通常はネジのみ、またはコの字型の金属でプラパーツを挟み込んで固定します。

この”AZTEC”は固定の為に裏側のブロー部分を座彫り、金属パーツを埋め込んでネジで補強しています。
面で補強する事で強度が増し、そこに装飾性を加える事も出来る、EYEVANじゃないと思いつかない発想だと考えています。

１９４０年代、サーモントフレームが生まれた最初期のモデル。
始祖のサーモントを着想源にEYEVANがその武骨さに繊細さと上品さをミックスしたモデルって事らしいです。
EYEVANのサーモントフレームはホント良い。
ネガティブなジジ臭さが無い。
渋さと洒落っ気だけを純粋に抽出しています。
デティールへの飽くなき追及が、小さな積み重ねがそうさせるんでしょうけど、言語化できません。

ブラックとシルバーの組み合わせだからこそ良いと感じています。
良かったら是非。