眼鏡において最高峰の品質であるジャパンビンテージを見て触れてきているのでブランドとしてのSROにさして魅力は感じないです。
企画や歴史的に趣向品としての要素が強いと思っています。

写真のモデルはEYEVANの"WALKER"と言います。

１９５０年代のアメリカ、TARTとかと同時代ですね。
NYで創業した眼鏡ブランドの1つ、”SROスタイルライトオプティクス”の製造したフレームを着想源としたモデルです。
TARTと同時期、NYで生まれたメーカーらしいですね。

おそらく日本に入ってきてなかったフレームだと推測します。
今になってヴィンテージとして輸入されていると思ってます。
輸入されてたら僕の師匠や自分も触ってる、絶対に。

調べてみた所、このWALKERは飾り鋲にSROの残滓が見て取れますね。
今のスタイルに合わせやすく調整された使い易いスクエアフレームです。

自分はその今っぽく調整された所に魅力を感じています。
テンプルの芯金、彫金メッチャやばい…。
これを生かすクリアグレーのセル生地…これだけでこのフレームを所有する意味があります。
記憶あやしいですが、確かレーザーで掘ってたはず。

他ブランドではマネ出来ないEYEVAN社の唯一無二の部分。
同じデザインでもどことなく品のあるフレームに仕上がる。
１９７２年、それ以前からずっと日本初のファッションアイウエアブランドとして研鑽を積んできた結果だと思っています。

良かったら是非。