EYEVAN社が「形態は役割、目的に従う」という生物学の思想から直接的に影響を受けた機能性を追求したコレクション。
それが「E5 eyevan」と呼ばれるプロダクトです。

「C4」の御紹介となります。

「E5 eyevan」のプラ素材と言えば、お馴染み”軽量かつ熱、経年変化に強い”Hightcount acetateを使用。

背面にチタン製のリム、ブリッジ、ヨロイを組み合わせたメタルフレームが組み込まれています。
いわゆるソフト枠、インナーリムのフレームを応用したものです。
通常だとコンビフレームって補強構造のバックボーンは背面上部に這わせるパーツがあるだけです。（わかりにくい説明ですみません）

これの凄い所はフレームの形に対して一対のパーツを設計して新規に作成しなければならない事です。
当然前者よりコストはかかってると思います。
ただこの構造を採用することによって経年変化によるプラスチックフロントの緩みを克服してる訳なんですよね。

このモデルに限らずＥ５に共通する項目として

鼻パッドはニュクレル素材でグリップ力を上げズレ防止に一役買ってます。

テンプルは通常の国産フレームよりも長い仕様。
耳が通常より後ろ付きのお客様でもしっかりと曲げを利かせてホールド出来ます。
逆に耳が前の方、小顔でテンプルが余るようなお客様にもテンプルカットが可能。

加えて、丁番のＬ字の構造。
側頭部を挟み込む力を緩和しさらにねじりを加えていることが眼鏡製作者の調整をより精度の高いものに出来ます。
耳の高さの調整、左右差もこれで解消できます。

丁番のネジ部分は、上から筒状のパーツを通して下からネジを入れる。
このパーツを仕込むことでネジの脱落を防ぐわけです。

なぜここのネジが緩んで抜けるかと言いますと、テンプルの振動がネジに直接伝わるから。
それを防ぎます。
さらにネジのギザギザ（ピッチと言います）が通常の二倍。これでさらに抜けにくく緩みにくい。

因みに使用している金属は全てフロントはチタン、テンプルはβチタンとなります。

掛け心地が良く、軽く、適正な強度があるという理想的なプロダクトそれが「E5 eyevan」。
良かったら是非。

＜ご紹介した商品はこんなブランドです＞

「E5 eyevan」は五つの要素から形成されてます。

実用的（装飾的なオブジェや美術品では無く道具）である事。
機能（過度な装飾はせず無駄を削ぎ落した機能性）が必然である事。
安心して扱える事。（掛け心地）
フレキシブル（年齢や性別、骨格にとらわれない調整が可能）である事。
長く使える事。（壊れにくくモノとして長く使用できる）

この考えを元に使用される素材や修理のしやすさ、交換パーツまで考え抜かれたアイウェアです。

※個人的にEYEVAN社の商品はフロント、レンズシェイプが綺麗なだけじゃなく、そこから繋がるテンプル、眼鏡全体の流れ、佇まいが凄くキレイなんですよね。